本物を見極めるためには。
最近は商品があふれかえるほどあり、自分が納得ができるものを選ぶ方が大変になってきました。
味噌や醤油、みりんに砂糖。何種類もありどの商品を選ぼうかと悩んでしまいます。
油にしても、米、ごま、なたね、オリーブ、ココナッツとたくさんの油があり、脂肪がつきにくい、ボケにくい、栄養が豊富と色んな効能が伝えられて、結局どの油がいいの?とわけが分からなくなります。
わけがわからなくて調べてもどの情報が正しいのかわからなくなってきたので、自分で作ってしまえと日本発酵文化協会のセミナーに参加しました。
まずは、醤油教室。
大豆と小麦と麹で醤油を作りましょう!
え!醤油ってこんなに簡単に作れるんですか?と驚き。
そして完成までにこんなに時間がかかるんですか?しかも完成までに半年!?
作ってみないと知らないことばかりでした。
6月に仕込んだもろみは、現在発酵中。当初色が薄かったもろみは1カ月経過して茶色に変化してきました。しぼるのが楽しみ!
こうやって実際に作ってみると原材料が分かりますし、醤油も地域によって味が違いどんな歴史があったのかわかってくるのでスーパーで選ぶときの楽しみにもなりますね。
醤油も蔵によって味が違うかな~と商品を探すことが楽しくなるので、実際に自分で作ってみるというのは良い案かもしれません。
味噌に関しても、大豆の配合量や麹の種類、作られた際の酵母菌の違いで味が変わってくるので、出汁や自分の好みに合った味噌を探すのも楽しいですね。味噌専門店でいろいろ聞いて試すのが最近の楽しみになっています。
私はあれこれ悩んで色々な情報を見るよりも、実際に体を動かして調べる方が性に合っているようです。
多くのものに囲まれた生活は一見豊かですが、情報が多すぎて処理するのが大変。
そして、本来の姿を知らないので、どういった原料で、工程で作られているのかわからなければ本物の商品を選ぶことはできないですよね。
物が多い時代だからこそ、本物は何であるか見極める知識が必要ですね。
大量生産、大量消費も良いですが、手仕事のある生活は豊かだなと思います。