美味しい食事は微生物との共存から生まれるのかもしれない。
発酵食品と出会い、甘酒や塩麹、味噌や醤油のうまみの元は微生物や微生物のだす酵素パワーだったということを勉強した。
甘酒は麹菌がだすでんぷん分解酵素(アミラーゼ)が米のでんぷん質をブドウ糖に変えて甘くしていた。
味噌は大豆と麹と塩でできていて、でんぷん分解酵素(アミラーゼ)とたんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)の力によってうま味と甘みの絶妙な味が醸されていた。
味噌は特に地域や家庭ごとに味がちがって食べ比べがとってもおもしろい!
微生物達の生命活動はこんなにも私たちの舌を楽しませてくれていたのかと発酵料理を食べるたびにワクワクしている私がいる。
そして、酵母液を作り微生物との共存生活を楽しむ姿を夫は変な眼で見ている・・・
実家から送られてくる無農薬野菜が甘くてキャベツは塩麹でもんだだけでつまみになる。
白菜も甘くて味噌汁にいれると麦味噌でも使ったかな?と思えるほど甘くなる。
そんな貴重な野菜が無くなってスーパーで野菜を買ったら味の違いに愕然とした。
野菜の味ってこんなにも違うものなの?なんでだろう?と不思議に思った。
そして、調べてみると土に住む微生物の活動によって野菜は美味しくなると知った。
微生物の好む環境、生み出す栄養分。それを吸収した野菜は普通の野菜と比べて格別に甘いのだと思う。
こんな美味しい野菜があたり前のように手に入らないだろうか。
野菜らしい味がした野菜は食べる楽しさを教えてくれるし、主婦は手抜きができる。
こんな野菜がもっと増えるといいな・・・