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スーパーで買い物をしているとき、
道を歩いているとき、
空を見上げた時、
季節によって店頭にならぶ野菜や草花、雲の形など変化が目につきますよね。
日本には四季があって、季節の変化を感じやすいはずなのに、天気予報やニュースで季節の移ろいを知ることがあります。
それだけ自然と向き合えていない時間が多いということでしょうか。
こんなにも季節を感じにくくなってしまったのはどうしてなのでしょうか。
土はコンクリートに変わり目にとまりにくいから?
携帯ばかり見つめて上を見なくなったから?
旬がわからなくなったから?
私は、どれも正解なのではないかと思います。
普段の生活のなかで、自然に目を向けることは少ないと思います。
私も、子供が生まれるまでは、たんぽぽが咲いてるね、タケノコが並び始めたね、蝉が鳴き始めたね、とうもろこしがあるね、そんな話をすることはありませんでした。
でも、私たちの暮らしを考えると、常に自然と共存し、自然が生み出す食べ物を得て、感謝していたはずなのに、いつの間にか食べ物がある暮らしに慣れてしまっている。
自然との関わりが薄くなった結果、私たちの暮らしが自然に色々な影響を与えてしまっているのではないかと思う。
でも最近は、暮らしのなかで、旬を知って野菜を味わうこと、味噌を作って微生物の働きを知ること、他にもいろいろあるけど、暮らしの中のちょっとしたことでも自然って感じられるんだなと思っていて、そんなことを入口に、畑の土はどんなことをしたら嫌がるんだろう、私たちの食生活を支えている微生物達はどんな働きをして、どんなことをすると働けなくなってしまうんだろうって考えていくことで生活が変わっていくんだろうな。
よし。今日は娘と一緒にぬか床をかき混ぜよう。