きうちのきろく

考えたこと、好きなこと、悩みごとのきろく

私の好きはなにか。そしてこれから

2017年はどんな1年でしたか。

なにとなくブログを始めた頃に遡って振り返ってみました。

 

いくつかの記事を読んでいて思うことは、2016年は私の好きを発見した年でした。

ただ、私はこれまで「なんとなく」という感覚で生きてきた人間なので、2016年に発見した私の好きは、

・なんとなくこれを見ているとワクワクする

・もっと使いたい

・みんなも使ったらいいのに!

と具体的に言葉に表せないんだけど私はこれが好きだ

と思える物との出会いがあった年だった。

 

では、2017年はどんな年だったのだろうか。

農業体験をして、風呂敷、てぬぐいの使い方について考え、刺し子づくり没頭...

 

振り返ってみて思うのは、「私はなぜそれが好きなのか」の確認作業と「好き」をどう表現すればいいのかを考えていたのだと思う。

 

いまさら?と思うのだけれど、私は小さいころから姉のマネをして、グループの中では目立たないように色々と色を変えて生きていたせいか、自分の色を表現するのがとても苦手だ。

大人になってから自分の好きを認識して確認作業まで行っているのだから、それを誰かに伝えようと表現をするのはとても時間がかかりそう。

でも、私はどんな人間なのかと自分を客観的にみて知ることができるのはとても面白い作業だった。

まあ面白いといっても、自分の苦手なことや学生時代から疑問に思っていた謎に納得したりということがほとんどだったかな。

でも、なぜだかわからないけど小さいころから苦手だったなと納得できたことで自己肯定感につながった。

 

話を戻して、「私はなぜそれが好きなのか」については、

主に「暮らしの中で育まれてきた文化」が好きなのだと思う。

 

トマトやキュウリ、ゴーヤ等は家庭菜園で作られたりしていますが、上手に育てられるひととそうでない人っていますよね。そのほかにも、野菜がどんな花をつけるのか知っていますか?私は、野菜作りって結構難しいんだろうなと思うんです。

今は野菜は買うものという認識なのであまり深く考えませんが、野菜の作り方を知らないと言うのは、どんな風に作られているか知らないというのと同じことではないでしょうか。

作れなくても、どんな風に作るのか、どんな花をつけるのか、いつが旬なのか、そんなことを知れるだけでもこれまでの食事とは全く違った美味しさになりそうです。

 

風呂敷や手ぬぐいは、ちょっとしたアイディアで暮らしの中で多様に使えるという利便性に感動して好きなんです。

ただの1枚の布なのに?!包んだり、使ったり形にとらわれずフィットしてくれるなんてすごい技術だな~とワクワクしました。特に「真結び」の技術には驚きました。

小さい頃、ゴミ袋がほどけやすいということがありませんでしたか。それは、「真結び」という結び方を知らなかったことが原因だと思います。真結びができていないと紐はほどけやすくなるのです。

何百年も前に発見した知恵なのに、大人になるまで知らずに苦労するのんて・・・

 

というように、私がワクワクすることは、暮らしの中で育まれてきた生活の智慧なのだなと気がつくことができた。

 

さて、これからが問題だ。

自己表現を避けてきた私が、これからどう表現しよう。

手当たり次第にやるしかないが、私が得意な方法は何か。ゆっくりじっくり来年も考えることにしよう。