子供が産まれて考えたこと。
母親って何をしてあげられるんだろう。
子供に何を伝えていけばいいんだろう。
私は母としてどうありたいかを考え始め、
そして、「日本の良さを伝えたい」と思った。
日本ってどんな国なんだろう。
島国で、四季があって、歴史が長い。
具体的には?と考えると正直、私自身が何も知らない事に気づかされた。
歳時記の本を購入して行事の意味を知り、季節に合わせた料理が体に良いことを学んだ。
タイミング良く「株式会社和える」を知った。
日本の伝統を次世代に伝えるという私の思いにピッタリの企業に出会った。
しかし、同時に伝統産業が衰退していることに寂しさを感じた。
私たちは大切なことを見失っているのではないか。
そんなことを考えさせられた。
私が目指したい暮らしは「手仕事のある暮らし」だと思った。
離乳食が始まった。
便秘が続いて壮絶な出産のような排便姿をみることもあった。
情熱大陸で便の研究者が取材されていた。
子供は無菌状態で生まれ3歳頃までに腸内環境が決まると知った。
親が与える食事で子供の身体が変化するなんて責任重大じゃないか!
と食事について考えるようになった。
これが発酵との出会いだった。
ぬか漬け、甘酒、塩麹、味噌、醤油、パン・・・
発酵の世界を知れば知るほど魅了された。
なぜこんな楽しい事を知らなかったのか。
私の世界ががらりと変わった。
人生について考えた。
私は何をしたいのか。
「点が線になる」という言葉が合いそうだ。